基本動作良好 HP 5335A ユニバーサルカウンター 高速200MHz 9桁/sec測定 opt.010 調整済高安定度Time アウトレット Base付 Agilent/Keysight

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商品情報

HP(Hewlett Packard→Agilent→現Keysight社)のユニバーサルカウンター5335Aを出品致します。

本器は標準構成で9桁/secの高速高分解能測定、数々のインテリジェント測定機能を備えたユニバーサルカウンターです。
本商品(個体)はこれに加えて OPT 010 高安定度オーブン基準発振器Time Base、OPT 040 Complete Systems Programmabilityというオプションを備えた構成となっています。
本個体は1985年の製造と思われます。5335Aの発表は1980年でしたが、OPT040は後年選択可能になったオプションで発表当時HP-IB(GPIB)でコントロールできなかったlow pass filter, ac/dc coupling, ×1/×10 attenuation,dc trigger level and input impedanceなどの設定がリモートプログラミングできるというハード・ソフトの機能拡張オプションです。
内蔵の高安定度基準発振器を手持ちのルビジウム発振器を基準に調整しました。
近年主流のハーフラック幅カウンターに比べて置き場所などの面でサイズ的ハンディはありますが、逆に大型LED表示や多くの専用ボタンを用いたメニュー階層の浅いユーザーインターフェースで多機能ながらも分かりやすい操作性・視認性という優位点も有しています。また、サービスマニュアルには動作・確度確認法、調整法、トラブルシューティングや部品レベルまでの修理情報、回路図・部品表まで掲載されていますので、PCボードレベルの交換でしか故障修理できない近年のモデルに比較して長期のメンテナンス性にも優れています。

商品内容画像にある HP5335A 1台 (内蔵Option 010、040およびOpt.913 フロントハンドル付)画像にはありませんが、社外品の3極電源コード1本が付属します。その他の付属品はありません。
画像6~8に写っているRF信号発生器やケーブル類も出品内容外で付属しません。

主な仕様測定項目Ch A 周波数、Ch C 周波数、Ch A 周期、Time Interval A→B、Time Interval A→B Delay (Holdoff)、Ch A Rise & Fall Time、Ch A Pulse幅、Ch A Duty Cycle、Ch A Slew Rate、Ratio A/B、Ratio C/A、Ch A TOTALIZE、Phase A rel B、Gate Time その他
データ演算機能(MATH)測定データに対してoffset値とnormalize/scale係数を用いた演算・表示計算値=(測定値-offset値)/normalize値 x scale値
測定データ統計処理機能(STAT)サンプル数 N=100 または 1000の 平均、標準偏差、移動平均を算出・表示。 MATH機能との併用も可能
測定周波数範囲と感度Ch A,BDC結合 0~100MHz、AC結合 1MΩ 30Hz~100MHz、 AC結合 50Ω 200kHz~100MHzCh Aの周波数範囲はFrequency AとRatioモードで200MHz感度(ATT x1) 正弦波 25mV rms、幅5ns以上のパルス波 75mVp-p 
基準発振器周波数安定度(OPT 010)Aging rate: < 5×10^-10/day after 24 hour warm upTemperature: < 7×10^-9 0 to 50℃
外形寸法 425.5W 132.6H 345.4D mm重量 約8.8kg

現状動作チェックした範囲では良好に正常動作していると考えます。
画像6 フロントパネル A Chに信号発生器からの10.0MHz 25mV rmsの正弦波信号を入力した測定結果です。信号発生器の基準周波数は外部のルビジウム発振器からのものですので、この10MHzもルビジウム発振器の正確さとなっています。
9桁 10mHzまでのの周波数表示を得ていますが、この時Gate Timeは1.05sでした(Gate Timeボタンで表示できます)。普及型の単純カウントを行う周波数カウンターでは同じ10MHz基準周波数で7桁/secの表示となりますので、同じ周波数分解能を得るために必要な測定時間は100分の1ということになります。
画像7画像6と同じ設定でSTAT(統計)機能を用いてN=100回の平均測定を行った結果です(フロントパネル左端STATボタン4個のうちMEANボタンが点灯)。表示桁が1桁増えて画像6より更に1桁分解能が上がった1mHzまでの表示となっており、平均値計算が行われていることがわかります。
画像8A Ch入力信号を25mV rmsのまま周波数を上げて行ったときの上限周波数を確認しました。画像にあるように270MHzまではミスカウントなく安定的な測定結果が得られました。恐らく信号レベルを上げればこの上限周波数も更に上がるとは思いますが、仕様にある最低保証値の信号レベル25mVでの最高周波数が200MHzを超えていることの確認にとどめています。
その他(画像はありません)GPIB機能GPIB(HP-IB)によるリモート測定ができることを簡単なプログラムで確認しました。
MATH機能OFFSET、NORMALIZE、SCALEの各パラメーター入力ができることを確認し、その値に応じた演算が行われ表示されることを確認しました。
リアパネル端子Reference INに信号を出力し、フロントパネルのEXT REFランプの点灯を確認しました。この時Reference OUT端子からは内部Referenceから外部Referenceに切り替わることも確認しました。

現状外観フロント部両側にハンドルが取り付けられています(画像1、2)。ボトムカバーのプラ足は全て揃っており(画像5)、フロント側を立てるチルトスタンド機能にも問題はありません(画像1、2)。全体的に多少の汚れやすり傷・変色などはありますが、大胆な亀裂や打痕・凹みなどはありません。私見ではありますが上記の件を除いては年代の割には程度は良好であると考えます。

保証(保障)落札者様に届いた本商品が全ての製品仕様を満たしているとは保証(保障)はできません。上記現状についての記述は短時間の簡易チェックのため未確認部分も多く、誤認や部分的不具合の見落としも皆無とは保証(保障)できません。この点ご了解の上ノークレーム・ノーリターン・ノーサポート前提での入札をお願います。ただし到着時通電しないなどの致命的問題がある場合は対応致しますが、その場合の再チェックに要する送料は勝手ながら落札者様のご負担とさせていただきます。

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