御縁がありまして、六年前に坂下勝美さんに造って頂いた一振りで御座います。御客様からの見映え、インパクト、小回りの効く、と言った私の我儘を聞いて頂き、刃身から特注で造って頂きました。当時は、三段銀巻柄はまだまだ珍しく、その上、上下水牛黒檀八角柄で仕上げて頂いたために、柄だけでもかなりの額が致しました。私からすると、最高の包丁である事は間違い無いのですが、なかなか使う機会が訪れず、そのまま今日に至ります。売るかどうかかなり悩みましたが、大切に使って頂ける方にお譲りするのが賢明かと思い、出品致しました。試し斬りすらしていませんし、刃も付けて頂いた時のままですので、勝美さんの刃を堪能出来るかと思います。二葉商会さんの包丁はこれからどんどん高騰していくのではないでしょうか。少なくとも、この一振りの価値が下がる事は無いと思います。紙鞘の多少の焼け等は御座いますが、その他の傷や損傷等は御座いません。また、ペットも飼っておらず、タバコも吸わない為、品質には問題無いかと思います。宜しくお願い致します。